WordPressはインストールした段階では、記事を作成するのも効率が悪いですし、セキュリティー面も弱く、SEO上好ましくない設定もあったりします。
ではまず、初期設定をしておく必要性や、しておかなければどうなってしまうのかについて簡単に解説していきます。
目次
WordPressの初期設定をしておかなければならない4つの理由
ドメインのSSL化を完了させる
エックスサーバーで独自SSLの設定をした後、WordPressの一般設定でWordPressアドレスとサイトアドレスを【http】から【https】に変更してドメインのSSL化を完了させておくことはとても大事です。
【http】から始まるアドレスのサイトは、SSL化されていないサイトになるのでセキュリティ面でも不安が残りますし、サイトを訪問する人も【https】から始まるアドレスではないので、怪しいサイトではないかと不安になってページを閉じてしまうかも知れません。
またSSL化されていないサイトは、保護されていないページと警告表示がされてしまい、Googleなどの検索エンジンからの評価を落としかねません。
サイト運営でよく使用する設定を理解しておく
また、投稿設定や、表示設定、ディスカッション設定、メディア設定などは、今すぐやらないといけないという設定ではありませんが、記事を投稿するときの設定や、サイトのトップページに表示させるコンテンツ、リンクやコメントの管理、画像サイズの設定など、これからWordPressでサイトを運営する際に必要になってくる設定です。
これらの設定は一度設定して終わりではなく必要に応じて変更するものなので、それぞれの設定について理解しておいた方がスムーズに作業出来ます。
パーマリンクを設定して、分かりやすいサイト作りで検索エンジンの評価を高める
そして、パーマリンクの設定は、WordPressの初期設定の中でも最も重要な設定です。
設定しておくことで、アドレスを見ただけで記事に何が書いてあるのか判断しやすくなりますし、それは同時にSEO効果を高めることにも繋がります。設定しておかなければ、記事に設定したリンクが無効になってしまったり、SEO評価がリセットされてしまうなど様々な弊害が出て来ます。
プライバシー設定をしっかりして、個人情報の扱いに注意しながら健全なサイト運営を心掛ける
WordPressのバージョン4.9.6では、プライバシー設定が追加されましたが、この設定も個人情報を扱うブログアフィリエイトのサイトを運営する上でとても重要な設定になります。
プライバシー設定をしておくことは、個人情報保護の意味を理解し、それに乗っ取って健全なサイト運営をすることを宣言するということです。
このプライバシー設定をしておかなければ、最悪の場合AmazonアソシエイトやGoogleアドセンスやなど、プライバシー設定を必須としているサービスのアカウント停止なども考えられるでしょう。
もちろんプライバシー設定をしたら、設定するだけでなくあなた自身が、個人情報の扱いに気を付けてサイト運営をしないといけないということは言うまでもありませんね。
以上のことから、WordPressをインストールしたら快適に安全に利用することが出来るように、しっかり初期設定を行っていく必要があります。
そこで今回は、WordPressをインストールした直後にやっておくべき設定を、7つの項目別に解説していきたいと思います。
※この記事では、サーバーはエックスサーバーを契約していることを前提としています。
動画での解説は下から見れます。
真ん中の再生ボタンをクリックすると、動画が始まります。
①【デフォルトの記事を削除する方法】 ②【一般設定の設定方法①】
③【一般設定の設定方法②】 ④【投稿設定の設定方法】
⑤【表示設定の設定方法①】 ⑥【表示設定の設定方法②】
⑦【ディスカッション設定の設定方法①】 ⑧【ディスカッション設定の設定方法②】
⑨【メディア設定の設定方法】 ⑩【プライバシー設定を設定する理由】
⑪【プライバシー設定の設定方法】 ⑫【フッターにリンクを表示させる方法】
⑬【メニューの位置を設定する方法】
初期設定の前に、デフォルトの記事を削除する
まずは初期設定を行う前に、WordPressをインストールした際に、投稿ページと固定ページにデフォルトで入っている記事(最初から入っている記事)があるので、その不要な記事を削除していきます。
では、WordPressの管理画面にログインして下さい。
①左側のメニューの【投稿】にカーソルをあてると、投稿メニューの一覧が表示されます。
②一覧から、【投稿一覧】を選択してクリックします。
下の画像のような投稿の画面が表示されます。
すでに、「Hello world!」というタイトルの記事が入っていますね。この記事を削除します。
「Hello world!」の記事タイトルの下部分に、【ゴミ箱へ移動】という項目があるので、クリックします。
すると、「1件の投稿をゴミ箱へ移動しました。」と表示され、記事がゴミ箱に移動して一覧から消えます。
もし、削除するつもりのなかった記事を誤ってゴミ箱へ移動させてしまった場合は、ゴミ箱へ移動させた直後であれば「1件の投稿をゴミ箱へ移動しました。」という表示の隣に記載された【取り消し】をクリックすれば、削除した記事が一瞬で一覧に戻ります。
画面を操作して他のページへ移動してしまったり、削除から時間が経過し【取り消し】の表示が消えてしまった場合は、【ゴミ箱】をクリックする。
すると、ゴミ箱の中身が表示され、削除した記事のタイトルが表示されます。
①記事タイトルの下の【復元】をクリックすると、削除した記事をもとに戻せます。
②記事タイトルの下の【完全に削除する】をクリックすると、ゴミ箱の中からも記事を削除することが出来ます。(※【完全に削除する】はこのワンクリックで記事が永久に削除されてしまうので、良く考えてから慎重に行って下さい。)
次に、固定ページにデフォルトで入っている記事を削除していきます。
①管理画面の左側のメニューの【固定ページ】にカーソルをあてて、固定ページのメニュー一覧を表示させる。
②固定ページのメニュー一覧から、【固定ページ一覧】をクリックする。
下の画像のような固定ページの画面になります。
記事の一覧の中に、「サンプルページ」というタイトルの記事があるので、記事タイトルの下部分の【ゴミ箱へ移動】をクリックします。
すると、下の画像のように「1件のページをゴミ箱に移動しました。」と表示されます。
これで、投稿ページと固定ページのデフォルトの記事を削除することが出来ました。
※「プライバシーポリシー」という記事は、あとで必要になるので削除しないようにして下さい。
一般設定
さて、いよいよWordPressの初期設定を行っていきましょう!
まずは、一般設定です。
一般設定では、サイトの管理に関する基本的な設定を行うことが出来ます。
①管理画面の左側のメニューの【設定】にカーソルをあてると、設定メニューの一覧が表示されます。
②設定メニューの一覧から、【一般】を選択してクリックする。
すると、下の画像のような一般設定の画面が表示されます。
サイトのタイトルとキャッチフレーズ
それではまず、一般設定のサイトのタイトルとキャッチフレーズの項目を見ていきましょう。
①ここには、サイトのタイトルを入力するようになっています。
WordPressのインストール時に自分で設定したタイトルが表示されているはずです。
この段階で、自分がこれから運営していくサイトのテーマが明確になっている人は、そのテーマに合ったタイトルを考えて入力してみましょう。どうしてもタイトル付けに悩んでしまう人は、後からでも変更出来るのでそのままでも大丈夫です。
ですが、どういったテーマでサイトを運営していくかということは、この時点でしっかり決めておいた方が良いと思います。そこが決まっていないと取り敢えず記事を書いていくということも出来ないからです。
サイトのタイトルはWordPressでサイトを運営する上で、SEOの観点からも非常に重要な部分になります。ですので、この時点でタイトルを決められない場合、記事を書いてサイトを運営していきながら、出来るだけ早い段階でテーマに合ったタイトルを付けるようにしましょう。
②ここには、サイトの説明文を入力するようになっています。
例えば、ここに「はるままの自由気ままな日常を書き綴っていくブログです」と入力してみると、キャッチフレーズはこのように表示されます。
下の画像を見て下さい。
これはブログの表示画面ですが、ヘッダーのタイトルの下に入力したキャッチフレーズが表示されていますね。(選ぶテーマによってキャッチフレーズの位置は違って来ます。)
このキャッチフレーズの部分は、使用するWordPressのテーマ(テンプレートのようなもの)に関係すると言われています。
無料のテーマを使用する場合など、使用するテーマによってはSEO対策がしっかり施されていないものもあるため、入力したキャッチフレーズがSEO的に好ましくない設定となる場合もあるようです。
最近の有料のテーマなどであればSEO対策がしっかり施されていると思うので、キャッチフレーズを入力した場合、SEO的に有効に働くと考えられますが、その判断が付かない場合は、このキャッチフレーズの部分は空白にしておいた方がいいでしょう。
※上記のサイトのタイトルとキャッチフレーズの項目は、使用するテーマやプラグイン(WordPressの機能を拡張させるプログラム)によっては、そちらの設定の方が有効になる場合があります。
WordPressアドレスとサイトアドレス
次は、WordPressアドレスとサイトアドレスの入力です。
③WordPressアドレスとは、WordPressをインストールしたファイルが保存されているアドレスです。
④サイトアドレスとは、WordPressのサイトを表示させるためのアドレスです。
エックスサーバーで独自SSLの設定をされた方は、このWordPressアドレスとサイトアドレスの両方のアドレスを【http】から【https】に変更して下さい。
エックスサーバーでの独自SSLの設定がまだの方はこちらの記事を参考に設定をして下さい⇒【ブログアフィリエイトを始める主婦必見!】ムームードメインで取得した独自ドメインをエックスサーバー側とムームードメイン側で設定する方法を動画と図解で分かりやすく!
GoogleはGoogle Chromeなどのブラウザで、SSL化されていないサイトには警告表示を行うとしています。
ですので、ここでWordPressアドレスとサイトアドレスの両方のアドレスを忘れずにhttps化(SSL化)しておいて下さい。
WordPressアドレスとサイトアドレスの変更方法や注意点をより詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にして下さい。⇒【ブログアフィリエイトを始める主婦必見!】WordPressインストール直後に設定画面でSSL化の設定をする方法を動画と図解で分かりやすく!
メールアドレス
ここでは、メールアドレスを設定することが出来ます。
⑤WordPressインストール時に設定したメールアドレスが表示されているはずです。
WordPressのアップデート情報や、ブログにコメントが付いた場合、ここに設定したメールアドレスに通知が来るようになっています。
必要に応じて変更出来ますが、受信したメールをきちんと確認出来るアドレスを設定しましょう。
メンバー設定
WordPressは、自分以外のユーザーが記事を作成して投稿したり、テンプレートを編集したりといったことが出来ます。
このメンバー設定では、その自分以外のユーザーの追加について管理することが出来ます。
⑥ここにチェックを入れると、誰でも自分(管理者)以外のユーザーを追加出来るようになります。
個人ブログなどを自分だけで運営する通常の使用であれば、セキュリティーの面からも、ここのチェックは外していた方が良いでしょう。
⑦この権限グループは、自分以外の新規ユーザーを追加する際に必要に応じて設定して下さい。
サイトの言語とタイムゾーン
管理画面で表示される言語とタイムゾーンの設定が出来ます。
⑧サイトの言語は、デフォルトで【日本語】が設定されているので、そのままでOKです。
⑨日本人向けのサイトであれば、デフォルトで【東京】が設定されているので、そのままでOKです。
海外向けに作成するサイトであれば、そのターゲットに合ったタイムゾーンを設定して下さい。
日付のフォーマット・時刻フォーマット・週の始まり
記事を投稿したとき、記事に表示される日時のフォーマットを決めることが出来ます。
⑩、⑪、⑫は自分の好みの設定でOKです。(特に設定せずデフォルトのままでもOK)
⑬一般設定の画面の全ての項目を設定し終わったら、一番下の【変更を保存】をクリックします。
投稿設定
ここでは、記事投稿に関する設定が出来ます。
①管理画面の左側のメニューの【設定】にカーソルをあてると、設定メニューの一覧が表示されます。
②設定メニューの一覧から、【投稿設定】を選択してクリックします。
下の画像のような投稿設定の画面が表示されます。
それでは、一つ一つ項目を見ていきましょう。
投稿の初期設定
記事を投稿する際の、カテゴリーの初期設定やフォーマットを設定出来ます。
①投稿用カテゴリーの初期設定とは、記事を投稿する際に、その記事のカテゴリーが設定されていない場合、ここで設定したカテゴリーに記事が入るようにする設定です。
WordPressでは、投稿記事には必ずカテゴリーを設定する必要があります。
この投稿用カテゴリーの初期設定は、自分で作成したカテゴリーを設定することも出来ます。
ですが、大抵の場合、記事ごとに自分でカテゴリーを作成して設定していくことになるので、初期設定で設定したカテゴリーに記事が分類されるというのは、カテゴリー設定を忘れたときくらいだと思いますので、特にこだわりがない限りそのままの【未分類】でOKです。
②デフォルトの投稿フォーマットでは、記事を作成する投稿画面のフォーマットの初期設定をどのようにするか決めることが出来ます。
これも、投稿用カテゴリーの初期設定と同様で、投稿画面で記事を作成する際に記事ごとに設定することが出来るので、そのままでOKです。
メール投稿設定
WordPressにメールで記事を投稿する設定をすることが出来ます。
③メールでの投稿を利用するには、このままでは利用できないのでプラグインなどを利用して設定するといいでしょう。
ですが、このメールでの投稿の機能は、WordPressの今後のアップデートで削除される予定になっていますので、積極的な利用はおすすめしません。なので特にこだわりがないのであれば、設定せずにそのままでOKです。
更新情報サービス
更新情報サービスとは、記事を作成して更新した際に、登録したブログランキングなどのサイトに自動的に通知してくれる機能です。
④この機能を利用する場合は、ここにブログランキングサイトなどのURLを貼り付けます。
⑤投稿設定の画面のすべての項目を設定し終わったら、一番下の【変更を保存】をクリックします。
この更新情報サービスで、記事を更新したことを通知させることをPING送信と言いますが、このPING送信は特に行う必要はないと思います。
ランキングサイトのURLなどを貼り付けて通知しても、サイトのランキングが上昇したり、Googleなどの検索エンジンにインデックスされるのが早くなったりなど、そういった際立った変化というのは見受けられないと感じるからです。
また送信先のサーバーは突然停止することも多いので、せっかく設定しても無駄になってしまうこともよくあります。なので、この更新情報サービスは、どうしてもPING送信したい!と何かこだわりがない限り、設定する必要はないと思うので、そのままでもOKです。
表示設定
ここでは、ブログの表示画面の設定や、サイトのインデックスに関する設定などをすることが出来ます。
①管理画面の左側のメニューの【設定】にカーソルをあてると、設定メニューの一覧が表示されます。
②設定メニューの一覧から【表示設定】を選択してクリックします。
すると、下の画像のような表示設定の画面が表示されます。
それでは、一つ一つの項目を見ていきましょう。
ホームページの表示設定
ここでは、ホームページのトップ画面に表示するコンテンツや、記事数などを設定することが出来ます。
①サイトのトップページに、ブログ記事の一覧を表示させたい場合は、【最新の投稿】にチェックを入れます。
トップページにブログ記事一覧以外のものを表示させたい場合は、固定ページで作成することになるので、【固定ページ】にチェックを入れます。
ただし、固定ページを選択する場合は、あらかじめトップページに表示させるために作成した固定ページが必要になりますので、固定ページを作成してから設定して下さい。
サイトを立ち上げたばかりであれば、最初は【最新の投稿】に設定しておけばいいと思います。
②1ページに表示させる記事の数を設定することが出来ます。
このページに表示させる記事の数が多過ぎると、記事の読み込みに時間がかかってしまいますし、少な過ぎると、必要な情報を探すためにいろんなページを見ることになるのでとても不便です。
ですので、大体10件くらいが良いと思います。Googleでの検索結果も1ページに10件の表示ですので、問題ないと思います。
RSS/Atomフィード設定
ここでは、RSSフィードとAtomフィードに関する設定をすることが出来ます。
RSSやAtomとは、様々なホームページやブログなどのウェブサイトの更新情報を配信するフォーマットの総称のことです。
RSSやAtomというフォーマットによって記述されたウェブサイトの更新情報などの文字データをRSSフィード、Atomフィードなどと言います。
このRSSフィードや、AtomフィードはXMLという言語で記述されるので、そのままでは読むことが出来ませんし、更新情報を受け取ることも出来ません。
そこでウェブサイトの更新情報を受け取り、誰でも読めるようにしてくれるRSSリーダーというアプリケーションが必要になります。
RSSやAtomはWordPressに標準で備わっているため、サイトにRSSボタンを設置すれば、読者がボタンをクリックした際に更新情報が表示されるようになっています。
ですが、RSSフィードを利用してサイトの更新情報を得る人の大半は、有名なRSSリーダーである「feedly」(フィードリー)を使っているため、わざわざサイトのRSSボタンをクリックして、更新情報を確認する人というのはそう多くないと思われますので、このRSS設定に悩む必要はないでしょう。
設定は以下のようにしてみましょう。
③RSS/Atomフィードに表示させる最新の記事の投稿数を設定出来ます。これはそのままでOKです。
④ここは、【抜粋のみを表示】にチェックをすることをおすすめします。
このRSS/Atomフィードでの各投稿の表示を【全文表示】の方にチェックを入れてしまうと、あなたのサイトの更新した記事の内容が全文で表示されてしまうので、RSSリーダーで更新情報を見る人にとっては内容が分かり便利ですが、セキュリティー面を考えると内容をそのままコピーされてしまう恐れもあるので、【抜粋のみを表示】にチェックを入れて一部分だけを表示させるようにしていた方がいいです。
検索エンジンでの表示
Googleなどの検索エンジンに、あなたのサイトを登録して表示させるかどうかを設定することが出来ます。
⑤サイトを準備している段階で、検索エンジンに表示させて公開したくない場合は、【検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする】にチェックを入れると、検索エンジンがあなたのサイトをインデックス(登録)しないようにすることが出来ます。
⑥表示設定の画面の全ての項目の設定をし終わったら、一番下の【変更を保存】をクリックします。
※サイトを作成したばかりの段階では、検索エンジンに表示されることはないので【検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする】にむやみにチェックを入れるのはやめましょう。
後でチェックを外すのを忘れたりしたら、検索エンジンにサイトがずっとインデックスされないままになる可能性もあります。
例えば、会員制のサイトを作成する途中であるなど、サイトが完成した後もサイトを限定公開する必要がある場合などは、【検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする】にチェックを入れておいた方がいいでしょう。
ディスカッション設定
ここでは、主にコメントに関する様々な設定をすることが出来ます。
①管理画面の左側のメニューの【設定】にカーソルをあてると、設定メニューの一覧が表示されます。
②設定メニューの一覧から、【ディスカッション】を選択してクリックします。
下の画像のようなディスカッション設定の画面が開きます。
それでは一つ一つの設定項目を見ていきましょう。
投稿のデフォルト設定
投稿のデフォルト設定では、記事を投稿する際のリンクやコメントに関する基本的な設定を行うことが出来ます。
この投稿のデフォルト設定は、基本的にそのままでOKです。
①【この投稿に含まれるすべてのリンクへの通知を試みる】とは、自分のサイトに他のサイトのリンクを貼った場合に、そのサイトの運営者に「私のサイトにあなたのサイトのリンクを貼りましたよ」ということを通知することが出来る機能です。
②【新しい記事に対し他のブログからの通知(ピンバック・トラックバック)を受け付ける】とは、他のサイトで自分のサイトのリンクが貼られた場合に、あなたにサイトのリンクを貼ったことを通知する機能です。
ここにチェックを入れておけば、他のサイトであなたのサイトのリンクが貼られたことが分かる通知が来ます。これをピンバックと言います。このピンバックをコメントページから許可すれば、あなたのサイトの記事に、あなたの記事のリンクを設定した相手サイトの記事が自動的に表示されます。
もちろん、ピンバックは拒否することも出来ます。ここで重要な点は、ピンバックという機能はWordPress独自の機能なので、相手サイトとあなたのサイトの両方がWordPressで作成されている場合に限って有効な機能だということです。
③【新しい投稿へのコメントを許可する】とは、あなたの書いた記事に、他の人がコメントを付けることが出来る機能です。
ここのチェックは特に入れておいた方がいいでしょう。
サイトを作成したばかりの頃は特に、いろんな方に自分の記事を読んでもらうことがとても大事です。
コメント欄は自分の書いた内容に対して、それを読んだ人がどんな反応をするのか、理解してもらっているのか、またはこんな内容の記事が読みたいなど貴重な意見を聞くことが出来る場でもあります。
ですので最初のうちは特に、読者とコミュニケーションをとるという意味でも、コメント欄を表示させて書き込みが出来る状態にしておくことをおすすめします。
※この【新しい投稿へのコメントを許可する】にチェックを入れない場合は、この後の設定は全てコメントに関する設定になるので、ページの一番下の【変更を保存】をクリックして設定を保存し、次のメディア設定に移って下さい。
ピンバックとトラックバックの違い
トラックバックとは、他のサイトの記事を参照して自分のサイトの記事を書いた場合に、相手のサイトに「あなたの記事を参照して記事を書きました」ということを通知し、相手のサイトに自分の書いた記事を関連する記事として表示させる仕組みのことです。
この仕組み自体はピンバックとほとんど変わりません。
ですが、トラックバックはその通知を送る先を後から設定出来るため、記事の内容とは全く関連のないサイトにトラックバックを送信して、強制的に相互リンクさせるといった悪質なやり方も可能になってしまう面があります。
ピンバックは、機能はWordPress利用者のみに限定されてしまうものの、自分の記事に記述したリンクにだけピンバックを送信することが出来ます。そのため、普通に記事を作成していれば、記事中のリンクは記事に関係するものになるわけですので、関係ないサイトへリンクを貼ることを抑制出来るようになっています。
他のコメント設定
ここでは、コメント欄の表示に関する設定が出来ます。
④【コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする】にはチェックを入れておきましょう。
ここにチェックを入れておくと、記事を読んだ人がコメントを入力する際に、自分の名前とアドレスを入力する項目が表示されるようになります。
ちょっと面倒になるんじゃないかと思うかも知れませんが、コメントを残す人の中には記事の内容とは全く関係のないコメント(スパムコメント)を入力する人もいたりします。コメント欄を表示している限り、そういったコメントを放置しているのは良くありませんので、名前とメールアドレスを入力するようにして、スパムコメントを出来るだけ防ぎましょう。
その他の項目は、そのままで大丈夫です。
自分宛のメール通知
ここでは、あなたのサイトの記事にコメントがあった場合に、設定してあるメールアドレスに通知する設定が出来ます。
⑤【コメントが投稿されたとき】にチェックを入れておきましょう。
コメントが投稿されたときに、通知が来ればすばやく返信することが出来ますね。
⑥【コメントがモデレーションのために保留されたとき】にチェックを入れておきましょう。
コメントが承認待ちになったときに通知が来るようになりますので、コメントを承認するかどうかの対応もすばやく出来ますね。
コメント表示条件
ここでは、コメントを表示させる条件を設定出来ます。
⑦ここにチェックを入れると、あなたのサイトの記事にコメントがあった場合、そのコメントは全て承認待ちの状態になって表示されません。
あなたがコメントをチェックして許可したコメントだけを表示させることが出来ます。
少々面倒ではありますが、最初のうちはチェックを入れておいた方が、安心してサイトを運営出来るかも知れないですね。
⑧ここにチェックを入れると、一度承認されたコメントの投稿者の投稿は全て許可することができ、それ以外の初見のコメントを全て承認待ちにすることが出来ます。
一度承認された方が、もう一度サイトを訪問してコメントを残していく場合はサイトの常連さんになってくれる可能性もあります。ですので、何度も訪問される方をいちいち承認待ちにしてしまうと、常連さんが増えたとき対応が大変になってしまうことも考えられますので、ここにチェックを入れておくとコメント管理がスムーズになるでしょう。
コメントモデレーションとコメントブラックリストの設定
ここでは、承認待ちやスパムと判断するコメントの内容を設定出来ます。
⑨ここにあなたが受け取りたくないと思うコメントの内容(名前、URL、メールアドレス、単語など)をここに入力して設定することが出来ます。
この【コメントモデレーション】の赤枠の中に受け取りたくない内容を入力して設定すると、該当するコメントがあった場合に、そのコメントは承認待ちの状態になり、あなたが許可しなければコメントは表示されません。
⑩ここにあなたが受け取りたくないと思うコメントの内容(名前、URL、メールアドレス、単語など)をここに入力して設定することが出来ます。
この【コメントブラックリスト】の赤枠の中に受け取りたくない内容を入力して設定すると、該当するコメントがあった場合に、そのコメントはゴミ箱に入ります。承認待ちにすらならないので、嫌なコメントをいちいち確認せずに削除したい場合は、ここに入力して設定すると良いでしょう。
アバター
ここでは、コメントした際に表示されるアイコン画像の設定が出来ます。
⑪ここは特にこだわりがない限り、最初のうちはそのままの設定で大丈夫です。
全て設定が終わったら、画面を一番下までスクロールさせます。
⑫画面の一番下の【変更を保存】をクリックして設定を保存します。
メディア設定
WordPressにアップロードする画像に関する設定が出来ます。
①管理画面の左側のメニューの【設定】にカーソルをあてると、設定メニューの一覧が表示されます。
②設定メニューの一覧から【メディア】を選択してクリックします。
下の画像のようなメディア設定の画面が開きます。
それでは、一つ一つの設定項目を見ていきましょう。
画像サイズ
ここでは、WordPressにアップロードする画像のサイズを設定することが出来ます。
アップロードする画像のサイズは、その都度自分で調整するのが一番ベストな方法です。ですが、それだと少々面倒で初心者の方は特に時間がかかってしまうと思いますので、ここでそれぞれの画像サイズを設定しておけば、効率的に記事に画像を挿入することが出来るようになります。
サイズの数値はそのままの設定(初期設定)でも問題はありません。必要に応じて変更してみて下さい。
下の画像を見て下さい。
WordPressで画像をアップロードすると、このように自動で複数のサイズの画像が作成されます。
サムネイルというのがありますが、下の画像の赤枠部分がサムネイル画像と呼ばれるものです。
記事を見たとき、読者の目にとまりやすくする効果があるため、アイキャッチ画像とも呼ばれます。
ファイルをアップロード
ここでは、アップロードしたファイルを年月ごとにフォルダに整理する設定が出来ます。
②ここにチェックを入れておくと、アップロードした画像を自動で年月ごとにフォルダ管理してくれるので便利です。
③全て設定が終わったら、画面の一番下の【変更を保存】をクリックして設定を保存する。
パーマリンク設定
パーマリンクとは、記事ごとに設定するURLのようなものです。
下の画像を見て下さい。
上の画像のURLの記事のタイトルは、「パーマリンクについて」というタイトルです。
URLのドメインから下の/(スラッシュ)で区切られた部分がパーマリンクになります。パーマリンクには【about-permalink】とあり、タイトル通りパーマリンクについて書かれた記事ということがすぐ分かりますね。
このようにパーマリンクの設定をすると、記事に何が書いてあるのか分かりやすくなり、SEO的にも良い効果が生まれます。
このパーマリンク設定は、WordPressの初期設定の中でもかなり重要な設定ですので、忘れずに設定しておきましょう。
①管理画面の左側のメニューの【設定】にカーソルをあてると、設定メニューの一覧が表示されます。
②設定メニューの一覧から、【パーマリンク設定】をクリックします。
下の画像のようなパーマリンク設定の画面が表示されます。
共通設定
ここでは、パーマリンク構造を設定することが出来ます。
パーマリンクのURLにはいろいろな構造がありますが、ここでは、URLが【http://○○○.com/記事タイトル】という構造になるように設定していきます。理由は、SEO効果が強くなると言われる設定だからです。
①【カスタム構造】にチェックを入れます。
②この空欄に【/%postname%/】と入力します。入力する際は、括弧の中の黄色の範囲をコピーして貼り付けて下さい。括弧や半角スペースなど余計な範囲を含まないようにしましょう。
コピーして入力が不安な方は、空欄の下部分に【利用可能なタグ】として、【/%postname%/】タグがありますので、そのタグをクリックして下さい。自動で空欄にタグが入力されます。
③全て設定し終わったら、画面の一番下の【変更を保存】をクリックして設定を保存して下さい。
パーマリンクについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみて下さい。⇒【SEOに強くなるパーマリンク設定はこれ!】WordPressの初期設定でパーマリンクを設定する方法を動画と図解で分かりやすく!
プライバシー設定
WordPressのバージョン4.9.6で、設定の項目に新たに【プライバシー】設定が追加されました。
ここでは、簡単にプライバシーポリシーのページを作成することが出来ます。
プライバシーポリシーとは、サイトの管理者がウェブサイトで収集した個人情報を、どのように扱うのかを定めた規範のことです。
プライバシーポリシーは、個人情報を扱う全てのウェブサイトに掲載する必要があります。
ここで言う個人情報とは、サイトのお問い合わせページなどで入力が必要になる名前やメールアドレス、アクセス解析などで得られる年齢や性別、どのデバイスでアクセスしたかなどの情報のことです。
これらの情報を収集する限り、プライバシーポリシーを掲載して、その情報の扱いをどのようにするのかという宣言をしなければなりません。
アフィリエイトを実践する方は必ず個人情報を扱うことになりますので、これから解説する内容を参考にプライバシーポリシーを作成して、あなたのサイトに掲載するようにしましょう。
またこの解説では、プライバシーポリシーの作成例を掲載しています。あなたのサイトでコピーして使用出来ますが、必ず内容を確認して、自分に必要のない部分、または追加しなければならない部分などあると思いますので、必要に応じて自分のサイトに合ったものを作成するようにして下さい。
それでは、まずプライバシーポリシーを作成してみましょう。
プライバシーポリシーに記載すべき項目とプライバシーポリシーの作成例
プライバシーポリシーの設定を行う前に、プライバシーポリシーの内容を作成しておきましょう。
プライバシーポリシーを作成する際に、記載しなければならない内容は下記になります。
①個人情報の利用目的
②広告配信について
③著作権と知的所有権について
④免責事項
そして上記の他に以下のサービスを利用する場合、各サービスが定めた内容を記載する必要があります。
・Google Analytics(グーグルアナリティクス)
・Google Adsense(グーグルアドセンス)
・Amazonアソシエイト(アマゾンアソシエイト)
Google Analytics(グーグルアナリティクス)は、Googleが提供するアクセス解析のウェブツールです。ウェブサイトを運営する方の多くが利用しているツールで、アフィリエイトサイトには必須とも言えるツールです。
Google Adsense(グーグルアドセンス)とは、Googleが提供するコンテンツ連動型の広告配信サービスです。自分のサイトに関連する広告を表示させ、クリックしてもらうことで収益を得ることが出来ます。
Amazonアソシエイトとは、Amazonが提供する成果報酬型のアフィリエイトプログラムです。Amazonの商品を紹介することが出来ます。サイトを訪問された方が、そのサイト経由でAmazonの商品を購入した場合に、紹介料が支払われ、報酬を得ることが出来ます。
上記の各サービスは、プライバシーポリシーに記載すべき内容を規約などに記載していますので、それぞれどのような内容を記載する必要があるのか見ていきましょう。
Google Analyticsの場合
7. プライバシー
お客様は、Google が個人情報として使用または認識できる情報を Google に送信したり、第三者によるかかる行為を支援または許可したりしないものとします。お客様は適切なプライバシー ポリシーを用意および遵守し、訪問者からの情報を収集するうえで、適用されるすべての法律、ポリシー、規制を遵守するものとします。お客様はプライバシー ポリシーを公開し、そのプライバシー ポリシーで、お客様がデータ収集のために Cookie を使用していることを必ず通知するものとします。また、Google アナリティクスを使用していること、および Google アナリティクスでデータが収集、処理される仕組みについても必ず開示するものとします。この情報の開示は、「ユーザーが Google パートナーのサイトやアプリを使用する際の Google によるデータ使用」のページ(www.google.com/intl/ja/policies/privacy/partners/ や、Google が随時提供するその他の URL)へのリンクを目立つように表示することで実施可能です。お客様は訪問者の端末上での Cookie やその他の情報の保存や、そうした情報へのアクセスについて、そうした行為が本サービスに関連して発生する場合、およびかかる行為に関する情報の提供と訪問者からの同意が法律で求められている場合は、訪問者に明確かつ包括的な情報を提供し、同意を得るように商業上合理的な努力を払うものとします。
お客様は、本サービスの一部であるプライバシー機能(たとえば、オプトアウトなど)を回避してはなりません。お客様は、www.google.com/analytics/policies/(または Google が指定したその他の URL)に掲載されている、該当するすべてのGoogle アナリティクス ポリシー(「Google アナリティクス ポリシー」)に従うものとします。このポリシー は随時改訂されることがあります。
お客様は、Google アナリティクスおよび特定の Google の広告サービスの統合バージョン(「Google アナリティクス広告向け機能」)を利用することができます。お客様が Google アナリティクス広告向け機能を利用される場合、Google アナリティクス広告向け機能に関するポリシー(support.google.com/analytics/bin/answer.py?hl=en&topic=2611283&answer=2700409 に従うものとします。お客様の、いかなる Google の広告サービスへのアクセス、およびそれらの使用も、当該サービスに関するお客様と Google との間の該当する規定に従うものとします。
プラットフォーム ポータルを使用する場合は、https://support.google.com/marketingplatform/answer/9047313(または Google が指定したその他の URL)に掲載されている プラットフォーム ポータル追加規約(規約が改名された場合は、改名後の規約)に則って使用するものとします。この利用規約(「プラットフォーム ポータル利用規約」)は随時改訂されることがあります。本サービスの利用は、プラットフォーム ポータル利用規約の第 2 条に基づき、引き続き本契約に則るものとします。
ちょっと難しい内容だと思いますので、どういった内容が書かれているのか分かりやすく書くと下記のようになります。
・Googleアナリティクスを利用していることを記載しましょう。
・データ収集にCookie(クッキー)を使用していることを記載しましょう。
・あなたがどのようにデータを収集して、そのデータをどのように処理するのかという仕組みについて記載しましょう。
例えば、一度ショッピングサイトにログインしたら、次にそのサイトを利用するときにすでにログインされていたり、カートに入れていた商品がそのまま残っていることがあったりしますよね?これは、Cookieによって、ブラウザ側にユーザーのデータが保存されているためです。
Google Adsenseの場合
サイトのプライバシー ポリシーについて
プライバシー ポリシーには次の情報を記載する必要があります。
•Google などの第三者配信事業者が Cookie を使用して、ユーザーがそのウェブサイトや他のウェブサイトに過去にアクセスした際の情報に基づいて広告を配信すること。
•Google が広告 Cookie を使用することにより、ユーザーがそのサイトや他のサイトにアクセスした際の情報に基づいて、Google やそのパートナーが適切な広告をユーザーに表示できること。
•ユーザーは、広告設定でパーソナライズ広告を無効にできること(または、www.aboutads.info にアクセスすれば、パーソナライズ広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にできること)。
第三者配信による広告掲載を無効にしていない場合、広告の配信時に第三者配信事業者や広告ネットワークの Cookie が使用される可能性があります。その点についても、次の方法でサイトのプライバシー ポリシーに明示してください。
•第三者配信事業者や広告ネットワークの配信する広告がサイトに掲載されることを明記します。
•対象となる第三者配信事業者や広告ネットワークの適切なウェブサイトへのリンクを掲載します。
•これらのウェブサイトにアクセスすれば、パーソナライズド広告の掲載で使用される Cookie を無効にできることをユーザーに明示します(配信事業者や広告ネットワークがこの機能を提供している場合)。または、www.aboutads.info にアクセスすれば、第三者配信事業者がパーソナライズド広告の掲載で使用する Cookie を無効にできることを知らせます。
サイト運営者様のサイトや法律は国ごとに異なるため、Google でプライバシー ポリシーに関する具体的な文面を提案することはできません。サイトのプライバシー ポリシーを作成する際には、Network Advertising Initiative などのリソースを参考にされることをおすすめします。Cookie 使用の同意を得るための情報通知に関する詳細については、cookiechoices.org をご覧ください。
こちらも文章が長く分かり辛いですので、どういったことが書いてあるのか下記に簡潔にまとめています。
・GoogleやAdsenseの広告主は、Cookieを使用してユーザーに適切な広告を表示しているということを記載しましょう。
・ユーザーは、広告設定やwww.aboutads.infoにアクセスすることによって、パーソナライズド広告に使われる第三者配信事業者のCookieを無効にすることが出来ることを記載しましょう。
Amazonアソシエイトの場合
乙がアソシエイトであることの表示
乙は、本規約、乙によるアソシエイト・プログラム・コンテンツの使用または本プログラムへの乙の参加に関して、いかなるプレスリリースの発行その他の発表または広告もしないものとします。乙は、本規約により明示的に許可される以外に、甲と乙との関係について不実の表明や誇張(甲が慈善活動やその他の運動を支援、後援、支持または貢献しているという表明または暗示を含みます。)をせず、甲と乙またはその他のいかなる個人もしくは企業との間の関係または提携を表明したり暗示したりしないものとします。乙は、乙のサイト上または甲がアソシエイト・プログラム・コンテンツの表示を許可した他の場所のどこかに 「Amazon.co.jpアソシエイト」または「[乙の名称を挿入]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」の文言を表示しなければなりません。甲は、この文言を適時変更することがあります。
こちらは、簡潔にすると「Amazonアソシエイトプログラムに参加しています」ということを記載しましょうと書かれています。
Amazonアソシエイトと同じく、物販アフィリエイトでよく利用されるのが楽天アフィリエイトですが、楽天アフィリエイトにはプライバシーポリシーに記載しなければならない文言などは今のところないようです。⇒楽天アフィリエイト:パートナー規約
以上、これまで解説した内容を踏まえたプライバシーポリシーの例を下に示します。
このプライバシーポリシーの例では、下記のサービスを利用していることが前提になっています。
・Google Analytics
・Google Adsense
・Amazonアソシエイト
・A8.net
【プライバシーポリシーの例文】
個人情報の管理
個人情報を取り扱うにあたっては、「個人情報の保護に関する法律」をはじめとする個人情報の保護に関する法令、ガイドラインおよび本プライバシーポリシーを遵守いたします。
個人情報の利用目的
当サイトでは、訪問者様からのお問い合わせや、メールマガジンへの登録などの際に、お名前、e-mailアドレス、電話番号等の個人情報をご登録いただく場合がございます。
これらの個人情報は、質問に回答する場合や電子メールなどで必要な情報を連絡する場合などに利用させていただくものであり、個人情報をご提供いただく際の目的以外では利用いたしません。
個人情報の第三者への開示
当サイトでは、個人情報は適切に管理し、以下に該当する場合を除いて第三者に開示することはありません。
・本人のご了解がある場合
・法令に基き、開示が必要となる場合
当サイトが使用しているアクセス解析ツールについて
当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。
このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。
このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
Cookieを無効にし、収集を拒否することも出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。詳しくはこちらをご参照ください。
広告の配信について
【自分のサイト名】では「Amazonアソシエイト」「楽天アフィリエイト」「A8net」などのアフィリエイトプログラムや第三者配信広告サービス「GoogleAdsense」を利用しています。
GoogleAdsenseでは広告配信プロセスにおいてデータを収集するために、Cookieを使用しています。GoogleでCookieを使用することにより、インターネットにおけるご自身のサイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいてユーザーに広告を配信することが可能になります。
Cookieを使用しないように設定するにはこちらをご参照ください。
また、当サイトはamazon.co.jpなどを宣伝し、リンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである「Amazonアソシエイト・プログラム」の参加者です。
著作権について
当サイトに掲載されている情報についての著作権は放棄しておりません。
著作権法により認められている引用の範囲である場合を除き「内容、テキスト、画像、動画等」の無断転載・使用を固く禁じます。
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また、当サイトには外部サイトへのリンクが含まれています。これらの外部サイトで提供される情報や、サービス等に対して一切責任を負いません。
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
上記をそのままコピーしてもOKですが、あくまでもプライバシーポリシーの一例ですので必ず内容を確認して、あなたのサイトに合うように必要に応じて内容を変更するようにして下さい。
上記の【自分のサイト名】という箇所には、あなたのサイトの名前を記載して下さい。
プライバシーポリシーを設定する
それでは、作成したプライバシーポリシーをプライバシー設定画面で設定していきましょう。
①管理画面の左側のメニューの【設定】にカーソルをあてると、設定メニューの一覧が表示されます。
②設定メニューの一覧から、【プライバシー】を選択してクリックします。
下の画像のようなプライバシー設定の画面が開きます。
プライバシーポリシーページを新規作成する
画面の下の方に、プライバシーポリシーページを変更するという項目があります。
ここでは、プライバシーポリシーのページを新規作成することが出来ます。
①【新規ページを作成】をクリックする。
すると、固定ページの編集画面が開きます。
ここにはあらかじめプライバシーポリシーの内容が入っています。
ですが、読んでみると分かりますが、何だか難解過ぎて分かり辛い内容になっています。
この内容を、作成しておいたプライバシーポリシーの内容に変更してみましょう。
まず、この固定ページのパーマリンクを変更しておきましょう。
画面上部の「プライバシーポリシー」というタイトルの下に表示された、パーマリンクを変更します。
②パーマリンクURLの横の【編集】をクリックして、パーマリンクを編集出来る状態にし、分かりやすい英語でパーマリンクを変更してみましょう。ここでは、そのまま【Privacy-policy】としています。
次に、設定を保存します。
③画面右端の【下書きとして保存】をクリックし、パーマリンク設定の変更を保存して下さい。
次に、プライバシーポリシーがあらかじめ記載されている本文の内容を削除して、作成しておいたプライバシーポリシーの内容をコピーして貼り付けます。
④上の画像の赤枠の部分に、作成しておいたプライバシーポリシーのコピーを貼り付ける。
貼り付けたら、このプライバシーポリシーの固定ページを公開しましょう。(貼り付けた後から内容を編集してもOK)
画面の右端にある【公開】をクリックする。(プレビューボタンをクリックすると、公開する前に、どのように表示されるか確認出来ます。)
プライバシーポリシーのリンクをフッターに表示させる
プライバシーポリシーの固定ページを公開したら、プライバシーポリシーのページのリンクをサイトのフッター部分に表示させてみましょう。
①管理画面の左側のメニューの【外観】にカーソルをあてると、外観のメニュー一覧が表示されます。
②外観のメニュー一覧から、【メニュー】を選択してクリックします。
サイトの外観のメニューを設定する画面になります。
①メニュー名を入力します。メニュー名はブログ表示画面に表示されるものではなく、自分がメニューを分かりやすいように区別するために付けるものなので、ここでは分かりやすく「フッターメニュー」というメニュー名にしています。
②メニュー名を入力したら、【メニューを作成】をクリックします。
画面の左側の固定ページという項目の下に、作成した固定ページのタイトルが表示されていて、クリック出来るようになりました。
③【プライバシーポリシー】にチェックを入れます。
④【メニューに追加】をクリックします。
すると、画面の左側のメニュー構造の下に、プライバシーポリシーという項目が作成されました。
⑤【メニューを保存】をクリックして、作成されたメニュー構造を保存します。
WordPressのデフォルト設定時(初期設定)のテーマであれば、これでフッターメニューにプライバシーポリシーのページのリンクが表示されて設定は完了となります。
ですが他のテーマ場合は、その多くがこの後のメニューの位置の設定をしなければリンクは表示されません。
次は、その設定を解説していきます。
⑥先ほどメニューを設定した画面の上部に【位置の管理】というタブがありますので、クリックします。
位置の管理の画面になりました。
ここで、作成したメニューの配置を選択することが出来ます。
⑦テーマの位置に表示されている位置名から、フッターに該当する位置名の右側の【メニューを選択】をクリックする。
⑧表示されたメニューの一覧から、先ほど作成した【フッターメニュー】を選択する。
⑨メニューを選択したら、一番下の【変更を保存】をクリックする。
この位置の管理の部分は、テーマによって表示されるテーマの位置の位置名が違って来ます。
今回は、プライバシーポリシーのリンクをフッターに表示させたいので、フッターというテーマの位置名がないか見てみます。
上の画像で使用しているテーマでは、【Footer Navigation】というのがフッターに該当するテーマの位置名になります。
テーマによって、ここの位置名は様々ですが、フッターであれば、同じく【フッター】や【Footer】などと表示されていることが多いと思います。
フッターは大半のテーマにありますが、まれにフッターの表示がないテーマもあるようです。
ブログ表示画面で確認する。
次にブログ表示画面で、フッターにプライバシーポリシーのリンクが表示されているか確認してみましょう。
①管理画面の上部に表示されている、あなたのサイトのタイトルにカーソルをあてると、【サイトを表示】という項目が表示されるのでクリックします。
サイトが表示されたら、画面を一番下のフッター位置までスクロールさせます。
画面下のフッター部分に、プライバシーポリシーというリンクが表示されていたら、プライバシーポリシーの設定は完了です。
終わりに
今回は、WordPressをインストールした後に行う7つの初期設定について、その設定手順を解説しました。
パーマリンクの設定やプライバシー設定は、設定自体はそんなに難しいものではないと思います。ですが、どちらもこのWordPressの初期設定の中で非常に重要な設定となりますので、この記事を参考に忘れずに設定を行って下さいね。
次回は、WordPressにインストール必須のおすすめのプラグインについて解説していきたいと思います。お疲れ様でした!