今回は、WordPressでぜひ導入して欲しいプラグインの1つである【Broken Link Checker】のインストール方法から、設定と使い方までを動画と図解で分かりやすく解説していきたいと思います。


Broken Link Checkerは、WordPressブログで書いた記事やコメント内に貼り付けられたリンクのリンク先をリンク切れになっていないかチェックしてくれるとても便利なプラグインです。


WordPressでブログ記事を書く際、URLリンクなどを挿入される方は多いと思います。記事やコメント内のURLやテキストをクリックすると、別の記事ページに飛んだりしますよね?それがリンクと呼ばれる機能です。


そしてリンク切れとは…例えば、他の人のブログ記事を読んでいて、リンクをクリックしたら「該当のページはありませんでした。」と表示されたりした経験はありませんか?

それが【リンク切れ】と呼ばれる状態です。

あなたがクリックしたリンクがリンク切れだったら、ちょっとイラッとしませんか?それがもし、「○○の解決方法はこちらから!」というような、今すぐにでも見たいと思うようなものだったとしたら、『もう、このブログは見ない!』って思ってしまうかも知れませんよね。


このように、リンク切れを放置していると「見たい情報が得られない価値のないサイト」とユーザーから判断されてしまい、サイトを訪れる人も少なくなり、それは自然とGoogleなどの検索エンジンからの評価を下げることになってしまいます。


でも投稿した記事が増えてくると、リンクの数も増えるわけで、リンク切れになってないかというのを一つ一つクリックして確認するなんて面倒だし、そんな暇があるなら良質な記事を書く時間にまわしたいって思ってしまいますよね^^;


そんなとき【Broken Link Checker】というプラグインを導入すれば、あなたがやらないといけない膨大なリンクのチェックを全て代わりにやってくれるんです♪そして、リンク切れがあったら、メールでお知らせしてくれます。


たくさん記事を更新して、サイトが大きくなっていけば、それだけチェックし切れないリンクの数も増えていってしまいますので、ぜひBroken Link Checkerを導入して、リンクチェックを自動化しましょう!
それでは、Broken Link Checkerのインストールと設定、使い方を解説していきたいと思います。


動画での解説は、下から見れます。
真ん中の再生ボタンをクリックすると、動画が再生されます。



Broken Link Checkerのインストールから有効化
Broken Link Checkerの初期設定方法
Broken Link Checkerでリンクエラーが検出された時の対処方法
Broken Link Checkerで発生したリンクエラーを解消する方法を実際の流れで解説!

Broken Link Checkerのインストール方法

それではさっそく、Broken Link CheckerをWordPressにインストールしていきましょう。

まずは、WordPressの管理画面にログインして下さい。




①管理画面の左側メニューの【プラグイン】にカーソルをあてます。


②プラグインメニューの一覧が表示されますので、その中から【新規追加】をクリックします。


下の画像のような、プラグインを検索して追加出来る画面が開きます。




①キーワードの欄に、【Broken Link Checker】と入力します。


②Broken Link Checkerという名前のプラグインを探して【今すぐインストール】をクリックする。(※インストールする際に、隣に同名のプラグインがある場合があるので、上の画像を参考にプラグインのアイコン画像や作成者もチェックして他のプラグインと間違えないようにインストールして下さい。)


すると、下の画像のようにプラグイン名の直下に【有効化】と表示されます。



有効化】をクリックします。


有効化をクリックすると、プラグイン一覧の画面に切り替わります。



上の画像のように【プラグインを有効化しました。】と表示されれば、Broken Link Checkerのインストールと有効化は完了です。


Broken Link Checkerの設定方法


Broken Link Checkerのインストールと有効化は終わりましたので、次に初期設定の方法を解説していきたいと思います。



①WordPress管理画面の左メニュー一覧の【設定】にカーソルをあてます。


②設定メニュー一覧が開きますので、その中から【リンクチェッカー】をクリックします。


すると、下の画像のようなBroken Link Checkerのオプション設定画面が開きます。




一般設定


①【各リンクをチェック


何時間ごとにリンクチェックをするか時間を設定出来ます。【72】時間ごとの設定がおすすめです。(初期値が72時間の設定なのでそのままでOK。あまり頻繁にチェックするように設定するとサーバーに負担がかかります。)


②【通知メールアドレス


リンク切れがあった場合に、通知を受けるメールアドレスを設定出来ます。
WordPressの設定⇒一般で設定しているアドレス宛に通知を受けて問題なければ、この項目は空白でOKです。

それ以外で設定したいアドレスがある場合は、この【通知メールアドレス】の欄に通知を受けたいアドレスを入力して下さい。


③【リンクの調整


この項目の【リンクエラーにカスタムCSSを適用する】にチェックを入れると、プラグインがリンクエラー(リンク切れ)になっていると判断したリンクに打ち消し線(横棒)が入ります。


リンク切れになって繋がっていないリンクにすぐに対応出来る機能なので、便利ではありますが、実際はリンク切れではなく一時的なリンクエラーになっている場合もあるので、そういった場合もここにチェックを入れていると例外なくリンクに打ち消し線が入ってしまうので、このプラグインに慣れていない初心者のうちはチェックを入れない方が良いかも知れません。


含まれるリンクを探す




①オプション設定画面上部の【含まれるリンクを探す】タブをクリックします。


②【ランディングページ一覧


【含まれるリンクを探す】の項目では、どの場所にあるリンクをチェックするかを設定することが出来ます。


【含まれるリンクを探す】の項目では、どの場所にあるリンクをチェックするかを設定することが出来ます。


初期設定のままで大丈夫ですが、メルマガ登録ページや商品購入のためのLP(ランディングページ)を持っている人は【ランディングページ一覧】にチェックを入れておいて下さい。


設定しておいた方が良いと思われる項目は以上ですので、全てチェックして設定し終わったら、画面を一番下までスクロールさせます。



画面一番下の【変更を保存】をクリックして、設定を保存します。



上の画像のように【設定を保存しました。】と表示されれば、Broken Link
Checkerの設定は完了です。


リンクエラーが検出された場合のBroken Link Checkerの使い方


ではここからは実際に、リンクエラーが検出されたときにプラグインを使ってどのように対処していったらいいのか、Broken Link Checkerの使い方について解説していきたいと思います。

まず、リンクエラーが検出されると、設定したメールアドレス宛てに【リンクエラーを検出しました】という件名で通知が届きます。

下の画像を見て下さい。




このメールの下の方にすべてのリンクエラーを見ることが出来るURLが記載されていますので、そのURLをクリックすることで、エラーの一覧を確認することが出来ます。

下の画像を見て下さい。




メールに記載されたURLをクリックすると、上の画像のようなエラー一覧を見ることが出来ます。


メールに記載されたURLをクリックすると、上の画像のようなエラー一覧を見ることが出来ます。


メールでは主に、どのリンクにエラーが起きているのか一覧を見てチェックする程度の使い方になると思います。


エラーになったリンクを修正するための作業はパソコンの方がやりやすいですので、次にパソコンでのエラー一覧の確認からリンクのチェックと修正の方法などを解説していきます。

WordPressの管理画面にログインします。




①管理画面の左メニュー一覧から【ツール】にカーソルをあてます。


②ツールメニュー一覧が表示されますので、その中から【リンクエラー】をクリックします。

すると、下の画像のようなリンクエラー一覧の画面が開きます。




表示されているリンクエラーになっているURLにカーソルをあてると、URLの直下にリンクをどう対処するのかというメニュー項目が表示されます。


リンクの再確認


リンクエラーの一覧に表示されていて、リンクエラー扱いになっているリンクであっても、その全てが実際に問題のあるリンクなのかというと、そうではありません。


リンクエラー一覧に表示されているリンクでも、一時的なエラーになっているだけの正常なリンクもありますので、リンクエラーと認識されたリンクを再確認する必要があります。




①まず一番最初に、本当に問題があるリンクなのか確認するために【再確認】をクリックします。


②再確認をクリックした後、ステータスの項目に【200 OK】と表示されれば、一時的なエラーだったということになります。
その場合は、リンクエラーではなかったわけなのでメニュー項目の【リンクエラーでない】をクリックしてエラー一覧に表示されないようにします。

リンクエラーの一覧から該当するURLが消えて表示されなくなっていればOKです。


URLの編集


リンクの再確認をクリックして、ステータスが【200 OK】と表示されなかった場合は、プラグインの判断通りリンクに問題があると考えます。


リンク先を調べて、URLが変更されていたり、間違っていた場合は、URLを編集して正しいURLを設定する必要があります。

下の画像を見て下さい。




再確認をクリックしてもステータスが【200 OK】にならなかったリンクエラー表示のURLの直下にあるメニュー項目の【URLを編集】をクリックする。

すると、下の画像のようなリンクを編集出来る画面が開きます。




ここでは、リンクのURL以外にも、リンクのテキストも変更することが出来ます。(※テキストやURLは個々人のブログによるので、画像に表示されているものとは異なります。)




①URLの欄に、正しいURLを入力します。このときリンクのテキストを変更したい場合は、テキストも変更します。(※正しいURLはリンクによって違うので、自分で調べて入力します。)


②テキストやURLなどを編集し終わったら、最後に画面の一番下の【更新】をクリックして編集を保存します。

編集を保存すると、リンクエラー一覧の画面に戻ります。




画面が切り替わると同時に、ステータスの項目が【200 OK】と表示される場合もありますが、上の画像のように【未チェック】と表示されていたり、以前と表示が変わらない場合は、上の画像のように、リンクエラーと表示されているURLリンク直下の【再確認】をクリックして、リンクに問題がなくなったか確認します。




再確認】をクリックして、上の画像のように、ステータスが【200 OK】と表示されれば、リンクに問題はなくなったということになります。




ステータスに【200 OK】と表示されたら、URL直下のメニュー項目の【リンクエラーでない】をクリックします。




上の画像のように、リンクエラーの一覧からエラーになっていたURLがなくなれば、そのURLのエラーは正常化され、リンクに問題はなくなったということになります。


リンクの解除


リンク先の記事ページなどが削除されていたり、リンク先の正しいURLが分からず、取り敢えずリンクさせないようにしたい場合は、リンクの解除をすることが出来ます




リンクエラー一覧に表示されているURLリンクで、リンクを解除したいURLがある場合は、上の画像のようにURLリンク直下のメニュー項目から【リンク解除】を選択してクリックすればOKです。

終わりに

今回は、WordPressで作成したブログ内の記事やコメントに貼り付けたリンクを自動でチェックしてくれる【Broken Link Checker】というプラグインのインストールから、設定、使い方までを解説しました。

記事更新を続けていくと、どこにどんなリンクを貼ったかなんて覚えていられないし、リンク切れになっていないか一つ一つチェックしていくのも相当な手間ですよね^^;

ですが、この【Broken Link Checker】を導入すれば、あちこちに貼られたリンクを自動でチェックしてお知らせしてくれるので、その分を記事作成に集中することが出来ますよね♪

解説を見て頂ければ分かりますが、インストールも設定も簡単です。使い方も一連の作業を繰り返すだけなので、初心者の方でも問題なく利用出来ると思います。

一連の作業とは言葉にすると…リンクエラーの検出⇒エラー一覧から再確認⇒一時的エラーでなければリンク先の正しいURLを調べる⇒正しいURLが分かればURLを編集して正しいURLに修正する⇒リンク先が削除されていたり、正しいURLが分からなければリンクの解除をする⇒リンクエラー解除!

といったような流れですね^^

 

ぜひ、【Broken Link Checker】を導入して、リンクチェックを定期的に自動チェックして、リンク切れでイライラさせないブログを目指しましょう!