ブログ記事を書くときや、レポートを作成するときに欠かせない画面キャプチャーを簡単に撮れる【FastStone Capture5.3】についてそのインストール方法などを、前回解説しました。
前回の記事を読まれていない方はこちらからどうぞ⇒分かりやすい記事やレポート作成に必須!縦に長い画面をキャプチャー出来る画面キャプチャーソフト【FastStone Capture5.3】のインストール手順を動画と図解で分かりやすく!
そして今回は、そのFastStone Captureの使い方について簡単に解説していきたいと思います。
動画でご覧になりたい方は、下記からどうぞ。
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目次
FastStone Capture5.3の設定をする。
それでは、FastStoneCaptureの使い方を解説していきます。
まず、デスクトップにあるFastStone Captureのアイコンをダブルクリックして、ツールを表示させてください。
ダブルクリックすると、下の画像のようなツールが表示されると思います。
それでは、まずツールの右端の【設定】をクリックして下さい。
クリックしたら、下の画像のような画面になると思います。
①サイレント起動。
ツールがタスクトレイにコンパクトに入ってくれるので【サイレント起動】にチェックを入れておくと、とても便利です。
②キャプチャ画像にマウスを含める。
これは、マウスのカーソルを表示するか、しないかということなのですが、カーソルを表示した方が分かりやすくなるときと、逆にカーソルが邪魔になるときと、いろいろ状況によって変わると思いますので、その時々でチェックを入れたり外したりしてみて下さい。
③キャプチャ前の遅延
これは、画像をキャプチャーするときに、少しタイミングを送らせて、ベストなタイミングでキャプチャーすることが出来る機能になります。
どういったときに使用するのかというと、例えば、ある箇所にマウスのカーソルを当てたとき、表示されてすぐに消えてしまうポップアップ表示がありますよね?
そのポップアップ表示をキャプチャーしたいときなど、とても有効に使用出来ます。
下の画像を見てもらえば、分かりやすいかと思います。
充電の状況を知らせるウィンドウですが、「バランス」項目の下側に、長方形で囲まれた文章がありますね。
これが、マウスのカーソルを「バランス」項目に当てたときに表示された、短時間で消えてしまうポップアップ表示です。
普通にキャプチャーすると、このポップアップまでキャプチャーすることは出来ませんが、【キャプチャ前】の遅延の設定で、時間を数秒ほど設定しておくと、そのタイミングに合わせてポップを表示させてキャプチャーすれば、ポップアップまで綺麗にキャプチャーすることが出来ます。
タイミングを合わせたいとき、設定するといいですね。
④ホットキー
ここでは、様々なキャプチャー方法に合わせてそれぞれ使いやすいように、キーボードのキーを設定することが出来ます。
コントロールキーや、シフトキーの組み合わせで好きなように設定出来ます。
⑤自動保存
ここでは、キャプチャーしたあと、画像を自動で保存する場所を設定出来ます。
⑤番の【…】をクリックすると、保存先を選択出来ます。
デスクトップなどに、専用のフォルダを作って指定しておくと便利です。
⑥キャプチャ画像を保存したら出力先フォルダを開く
ここでは、キャプチャー画像を保存したあとすぐに、⑤で選択した保存先のフォルダを開くかどうか決めることが出来ます。
すぐにフォルダの整理をしたい場合などは、チェックを入れておくと良いかも知れませんね。
⑦全て設定したら、【OK】ボタンをクリックする。
さて、FastStone Captureの設定が済んだら、それぞれのキャプチャー方法を簡単に解説していきたいと思います。
FastStone Captureのキャプチャ機能の使い方
アクティブウィンドウをキャプチャ。
FastStone Captureのツールを見ていきましょう。
一番左端のマークは、アクティブウィンドウをキャプチャーするときのボタンになります。
アクティブウィンドウとは、例えばいろいろなサイトを見ていたり、たくさんの画面を開いて作業していると、パソコン画面がウィンドウでいっぱいになってしまうことがありますよね?
その状態で、今作業している、今見ているウィンドウだけをキャプチャーしたいとすると、普通にプリントスクリーンキーなどでキャプチャーすると、表示されている他のウィンドウまで一緒にキャプチャーされてしまったりと、面倒なことになってしまいがちです。
そんなとき、便利なのが、この【アクティブウィンドウをキャプチャする】という機能になります。
この【アクティブウィンドウをキャプチャする】をクリックすれば、たくさんウィンドウが表示されている状態でも、常にアクティブな状態になっている、一番前面にきているウィンドウのみをキャプチャーすることが出来るんですね。
下の画像を見て下さい。
こんなにウィンドウが重なっていても、一番上のアクティブなウィンドウだけを綺麗にキャプチャーしてくれます。
これはなかなか使える機能ですので、とても便利ですよ。
使い方は、ツールの【アクティブウィンドウをキャプチャ】をクリックするだけで、アクティブになっているウィンドウをキャプチャー出来ます。
ウィンドウ/オブジェクトをキャプチャ。
続いて、FastStone Captureのツールの【ウィンドウ/オブジェクトをキャプチャ】という機能を見ていきましょう。
この【ウィンドウ/オブジェクトをキャプチャ】とは、どういったことが出来る機能なのかというと、例えば、小さなツールだけをキャプチャーしたい場合や、ツールの中にあるボタンだけをキャプチャーしたい、などというときなどに大いに活躍します。
下の画像を見て下さい。
上の画像は、ペイントソフトの色の編集というツールをキャプチャーしたものです。
一番上の画像は、ツール全体を綺麗にキャプチャー出来ています。
二番目の画像は、ツールのボタンだけをキャプチャー出来ていますね。
三番目の画像は、色のパレットのみをキャプチャーしています。
このように、ひとつのツールの中でも小さなオブジェクトを個別にキャプチャーすることが出来るのが、この【ウィンドウ/オブジェクトのキャプチャ機能】の非常に優秀な点だと思います。
全体をキャプチャーしたあとから、一部分だけを切り取って…というような面倒なことをしなくていいのでおすすめです。
使い方は、ツールの【ウィンドウ/オブジェクトをキャプチャ】をクリックして、マウスのカーソルをキャプチャーしたいオブジェクトに当てて、そのまま左クリックをすればキャプチャー出来ます。
矩形範囲キャプチャ。
次に、FastStone Captureのツールの【矩形範囲キャプチャ】という機能を見ていきます。
矩形(くけい)とは、四隅が直角な四辺形や、長方形の形のことを言います。
つまり矩形範囲キャプチャは、画面を四角形に切り取って、キャプチャー出来るという機能になります。
下の画像を見て下さい。
上の画像はYahoo!のトップページになりますが、全体ではなく、四角形に切り取られてキャプチャーされていますよね?
こういった使い方が出来るのが、【矩形範囲キャプチャ】になります。
画面の一部分だけを切り取ってキャプチャーしたい場合などに、取り敢えずさっと矩形範囲キャプチャでキャプチャーしておいて、あとから編集ソフトでリサイズしたり…というような使い方をよくやります。
デスクトップ画面などの一部分をキャプチャーしたい場合なども便利です。
使い方は、ツールの【矩形範囲キャプチャ】をクリックして、キャプチャーしたい箇所を左クリックしたまま、矩形範囲の中にキャプチャーしたい部分がしっかり入る大きさで囲み、最後にクリックを離せばキャプチャー出来ます。
フリーハンド。
次は、FastStone Captureのツールの【フリーハンド】でキャプチャーする機能について見ていきたいと思います。
フリーハンドですので、定規などで引いたような真っ直ぐした綺麗な形ではなく、マウスで好きなようにキャプチャー範囲を決めることが出来ます。
下の画像を見て下さい。
このように、マウスで適当にフリーハンドで囲った部分が、そのままキャプチャーされていますね。
定規などで引いたようなきっちりした囲みではなく、フリーハンドだということが分かると思います。
使い方は、ツールの【フリーハンド】をクリックして、マウスでキャプチャーしたい部分を好きな形で囲んだら、囲み終わった最後の部分でダブルクリックすればキャプチャ出来ます。
フルスクリーンキャプチャ。
次は、FastStone Captureのツールの【フルスクリーンキャプチャー】という機能について見ていきたいと思います。
この【フルスクリーンキャプチャ】は、その名の通り、パソコン画面をフルスクリーン(全画面)でキャプチャーすることが出来る機能になります。
下の画像を見て下さい。
上の画像は、Yahoo!のトップページをフルスクリーンキャプチャ機能でキャプチャーしたものです。
開いているサイトのページだけでなく、パソコン画面の上部の検索バーや、下部のスタートボタンやツールバーまでキャプチャーされていますね。
画面全体をキャプチャー出来るので、インストールしたツールの場所など解説するときなども役立ちそうですね。
使い方は、フルスクリーンでキャプチャーしたい画面で、ツールの【フルスクリーンキャプチャ】をクリックすれば、簡単にキャプチャー出来ます。
スクロールウィンドウをキャプチャ。
続いて、FastStone Captureのツールの【スクロールウィンドウをキャプチャ】という機能について見ていきたいと思います。
ウェブページを見ていて、ここの部分までキャプチャーしたいけど、下にスクロールしないとキャプチャー出来ない!という困ったことになったことはないでしょうか?
ウィンドウ/オブジェクトをキャプチャの機能を使っても、矩形範囲キャプチャを使っても、スクロールしてキャプチャすることは出来ません。
ですが、このスクロールウィンドウをキャプチャという機能なら簡単にウェブページの最初から、最後までの部分をキャプチャーすることが出来ます。
下の画像を見て下さい。
上の画像は、Yahoo!トラベルのウェブサイトです。
一番上のタイトルから、一番下のプライバシーポリシーやお問い合わせと表示されている部分まで、しっかりキャプチャーされていますね。
この後で、FastStone Captureに標準装備されているエディターの矩形範囲選択で、さらに目的の範囲まで絞ってから、トリミング(FastStone Captureではクラップという機能になります。)すれば、より効果的なキャプチャー画像を作成出来ますよね。
使い方は、スクロールしてキャプチャーしたいウェブページなどを表示させて、ツールの【スクロールウィンドウ】をキャプチャをクリックしてキャプチャーしたいページの上で、左クリックして離せばキャプチャー出来ます。
FastStone Captureのキャプチャー画像の出力先
最後に、FastStone Captureのツールの【出力先】という項目について簡単に見ていきます。
このツールの出力先という項目は、キャプチャー画像を撮ったあとに、その画像をまずどこに送るか設定出来る機能になります。
下の画像は、出力先をクリックしたときのメニュー一覧になります。
この出力先は、FastStone Captureをインストールした時は、デフォルトで【エディタ】に設定されています。
エディタへ
私はキャプチャーを撮った後、すぐリサイズしたり出来るのが便利なので、出力先はそのままエディタに設定しています。
キャプチャーした画像をサイズ変更したり、文字や矢印を入れたりと、画像をそのまま編集することが可能です。
クリップボードへ
キャプチャー画像をペイントソフトなどで加工したい場合は【クリップボードへ】に設定しておけば、キャプチャー画像を撮ったあと、ペイントソフトの「貼り付け」をクリックすると、ペイントソフトの画面にキャプチャー画像が表示されるので、そのままペイントソフトを使って編集することが出来るので便利だと思います。
ファイルへ
【ファイルへ】という項目は、キャプチャー後に、すぐ保存先を開くという設定が出来ます。
FastStone Captureの設定で選択した自動保存の保存先を設定することも出来ますし、他のファイルを開くように設定することも出来ます。
プリンタへ
【プリンタへ】という項目は、キャプチャー後にプリンタですぐ印刷したい場合に、設定しておくと便利だと思います。
Emailへ
【Emailへ】を選択すると、キャプチャー後、「送る」というボタンをクリックすると、キャプチャー画像が添付された状態でメーラーが立ち上がります。
エッジ/すかし
【エッジ/すかし】の項目は、設定すると、キャプチャー画像にエッジ(鋭くシャープな加工)や、すかしの加工をすることが出来ます。
見出し
【見出し】の項目は、設定すると、キャプチャー画像に自動的に表題を付けることが出来ます。日付や題名のセットでキャプチャー画像を作成出来ます。
マウスを含める
【マウスを含める】という項目は、FastStone Captureの設定でも選択出来ましたが、この出力先の一覧からも、ボタン一つでマウスのカーソルをキャプチャー画像に表示させるか設定することが出来ます。
終わりに
今回は、FastStone Captureの使い方について簡単に解説しました。
実際にやってみると分かると思いますが、使い方自体は難しいところはそんなにないと思います。
少し慣れれば、すぐに感覚的に使えるようになると思います。
解説した以外にも様々な使い方があると思いますので、どんどん使って自分が一番使いやすい設定や機能で、ブログやレポート作成をしていきましょう。お疲れ様でした!