前回の記事で、高性能な録画、録音が出来るBandicamという

キャプチャーソフトを紹介しましたが、今回はそのBandicamを

パソコンのデスクトップ画面を録画するために、最初にどのような

設定をすればいいのか、そして、設定したあとの実際の操作方法

について解説していきたいと思います。

前回のBandicamの紹介記事はこちら

使い方が分かれば、動画を使ってより分かりやすい記事を

書くことが出来るようになりますよ。

それでは早速、解説していきたいと思います。

動画での解説は下記からどうぞ↓

真ん中の再生ボタンをクリックしたら、動画が始まります。

Bandicamを立ち上げる

それではまず、Bandicamを起動させましょう。

前回インストールしたBandicamのアイコンが

デスクトップにあると思います。

そのアイコンをダブルクリックします。

インストールがまだの方は、こちらから⇒Bandicamの公式ダウンロードページへ行く

アイコンをダブルクリックすると、下記のような画面が

表示されると思います。

これがBandicamのメインウィンドになります。

一般設定からオプションを設定する

それではまず、録画した動画の保存先を決めましょう。

①左側のメニューの【一般】をクリックして下さい。

②次に、右側の保存先の隣の「…」をクリックして下さい。

すると保存先を選べる画面になりますので、分かりやすい

場所に決めましょう。

ここでは、デスクトップに設定しています。

ただ、ダイレクトにデスクトップだと

たくさん動画を撮影していくうちに、デスクトップが

いっぱいになってしまいますので、デスクトップにあらかじめ

新規フォルダを作成して、そのフォルダを保存先に

指定するのがおすすめです。

そして次に、動画を撮影するときに

このメインウィンドが画面に表示されたら、見にくくなって

しまいますので、撮影中はタスクトレイに

収まるようにしましょう。

③【タスクトレイに最小化した状態で実行】にチェックを付けます。

右側に【詳細設定】というのがありますが、ここではメインウィンドを

最前列に表示させたり、Windows起動と同時にBandicamを

立ち上げてフルスクリーン録画を実行出来る

機能など、さらに詳細な設定をすることが出来ます。

下の方に、キャプター自動開始というのがありますが

これは、録画を自動で実行することが出来る機能です。

その下の【キャプチャー自動開始タイマー実行】に

チェックを入れると、何分後に録画を開始するという

待機時間を設定出来ます。

録画開始時間が決まっていると、最初のうちは慌てて

しまいそうですね^^;

ですが、目的によっては便利な機能だと思います。

ビデオ録画の詳細な設定をする

次に、録画時の操作や、音声の設定、ファイル形式などを

設定していきます。

①メインウィンドの左側のメニューから【ビデオ】をクリックして下さい。

すると、下の画像のような画面になります。

②録画を開始、停止するときのショートカットキーを設定出来ます。

便利な機能ですので、【開始・停止】にチェックを入れます。

③録画を開始、停止するキーを1つのショートカットキーで

設定出来ます。

パソコンのキーボードの使いやすいキーを

クリックすると、そのキーをショートカットキーに設定出来ます。

下の画像ではバックスペースキーが設定されていますが、F10などの

ファンクションキーや、エンターキー、スペースキーなども

選択出来ます。

使いやすいと思うキーを設定してみて下さい。

④カーソルを表示させるか、させないか決めることが出来ます。

パソコン上での操作を録画したい場合は

カーソルが表示された方が、見る人にとって注目ポイントが

分かりやすいと思いますので、【カーソル表示】にチェック

を入れておきましょう。

キャプチャーの詳細設定

⑤キャプチャーの詳細設定です。

【詳細設定】をクリックして下さい。

すると、下の画像のような画面になります。

ここでは、音声設定やマウスの表示設定などを決めることが出来ます。

キャプチャー詳細設定の【音声タブ】をクリックして下さい。

①【音声をキャプチャーする】にチェックを入れます。

②基本オーディオデバイスを【既定のデバイス】に設定します。

③追加オーディオデバイスを【マイク】に設定します。

パソコンの操作画面を録画するときは

声で説明が必要になってくるので、ヘッドセットなどを購入して使うのがおすすめです。

ヘッドセットなどのマイクなしで録音も可能ですが、周辺の音を拾ってしまって

綺麗に録音出来なかったりします

④【2つのオーディオデバイスの音声をひとつのトラックにミックスする】に

チェックを入れます。

既定のデバイスの設定

⑤既定のデバイスの設定をします。

既定のデバイスの【設定】をクリックします。

すると、Windowsのサウンドが設定出来る

下記の画像のような画面になります。

上の【録音】タブをクリックします。

①既定のデバイスとなっているマイクを右クリックします。

②【プロパティ】をクリックします。

すると、下の画像のようなマイクのプロパティが表示されます。

上の【レベル】タブをクリックします。

①マイクの音量レベルを調節出来ます。

レベルは大体70前後~90前後が良いようです。

②設定したら、一番下の【OK】をクリックします。

次に、【聴く】タブをクリックします。

すると、下図のような画面になります。

①【このデバイスを聴く】にチェックが入っていたら外します。

②設定したら、一番下の【OK】ボタンをクリックします。

マウスの効果設定

次に、マウス効果を設定していきます。

キャプチャー詳細設定の【マウス】タブをクリックします。

すると、下の画像のような画面になります。、

①【カーソル表示】にチェックを入れましょう。

パソコン画面を録画しながら、操作の手順などを

解説するときなどは、マウスのカーソル表示があった方が

分かりやすいと思います。

②【ハイライト効果】にチェックを入れてみましょう。

このハイライト効果は、カーソルがポインタのように明るく

光って表示される機能になります。

カーソル表示だけでも分かりやすいですが、さらに目立たせたい

場合や、注目して欲しい点があるときなどおすすめです。

③ハイライトの色を選択する。

ハイライトを使用する場合は、そのハイライトの色を

様々な色に変更することが出来ます。

③番をクリックすると、色指定のボックスが表示されるので

画面で目立つ色をいろいろ考えて、色変更してみるのも

面白いと思います。

④すべて選択し終わったら、一番下の【OK】をクリックします。

フォーマットの設定

⑥フォーマットの設定になります。フォーマットのオーディオの

【設定】をクリックして下さい。

ファイルや、ビデオ、オーディオのフォーマットを設定する

下の画像のような画面になります。

①ファイルのフォーマットは、パソコンのOSがWindows7以上で

あれば【MP4】を選択するといいでしょう。

AVIと比較すると、MP4だとファイルサイズが大きくなって

しまいますが、その分画質も良くなります。

そしてMP4であれば、様々なデバイスで再生することが

可能になるので、多くの人に見てもらいやすくなる

という点でも、おすすめです。

②ビデオのコーディックは、【H264】選択しましょう。

コーディックとは、ファイルをコンピューターで扱う形式に

変換したり、戻したりする機能のことです。

H264というコーディックは圧縮率が非常に高いうえに、パソコンに

かかる負荷を軽減してくれるという、とても優秀な

コーディックになります。

こんな良いコーディックがBandicamでは無料で使えるんですね。

③オーディオのコーディックを選択します。

画像では、MP3より、より高音質な【AAC】を選択しています。

MP3もそこまで音質が落ちるわけではないので、

ファイルサイズなどが小さい方が良い方などは、MP3を選択

するといいでしょう。

④すべて設定し終わったら、一番下の【OK】をクリックします。

Bandicamを使ってパソコン画面を録画する方法

さて、動画を録画する設定は終わりましたので、ここからは

いよいよBandicamでパソコン画面を録画する方法を

解説していきたいと思います。

Bandicamでの録画の方法には、主に3つの

種類があります。

それぞれ目的に合わせて使用すれば、よりニーズに合った

動画を撮影出来ると思います。

では、それぞれの撮影方法について解説していきます。

指定した領域を撮影する方法

まず、Bandicamのメインウィンドを表示させてください。

①メインウィンドの左側のメニューから、一番上の

【ホーム】をクリックする。

②真ん中の画面録画モードから、【指定した領域】をクリックする。

すると、下の画像のような画面になります。

①メインウィンドの左上の画面録画モードボタンをクリックする。

②一覧から、【指定した領域】をクリックする。

③録画範囲の選択の一覧から、録画したい範囲のサイズを選択する。(今回は

680×480を選択しています。)

すると、下の画像のような枠が表示されます。

この枠のサイズが、指定した領域のサイズになります。

録画出来るのは、この枠の内側になります。

画像では分かりやすいように、枠を赤色で囲ってますが

実際の枠は黒っぽい色です。

録画するときは、この枠の上部にある【REC】をクリックするか、もしくは

ビデオのキャプチャー設定で選択した、録画開始・停止のショートカットキー

をクリックすることで録画出来ます。

画面の一部分での操作を録画したいとき

などに使用すると、無駄な部分を撮影しなくて済みますね。

フルスクリーンで撮影する方法

次に、フルスクリーン(全画面)で動画を撮影する方法を解説します。

まず、メインウィンドを表示させて下さい。

①メインウィンドの左側のメニューから、一番上の

【ホーム】をクリックします。

②真ん中の録画画面モードから、【フルスクリーン】を選択します。

すると、下の画像のような画面になります。

①左上の画面録画モードボタンをクリックします。

②一覧から【フルスクリーン】をクリックします。

③【ディスプレイ1】を選択します。(2画面で作業している場合などは、どの

ディスプレイで録画するのか選ぶことが出来ます。)

すると下の画像のように、録画の枠が画面全体に広がります。

画像では、録画の枠を赤色で囲ってますが、全画面での

フルスクリーン録画になると、枠は見えなくなります。

枠の上部の【REC】をクリックすることでも録画出来ますし、録画開始・停止に

設定したキーボードのショートカットキーでも録画出来ます。

作業範囲が広範囲になる場合は、フルスクリーンで撮影した方が

見やすくなりますね。

マウス周辺を撮影する方法

最後は、パソコンのマウスの動きに合わせて

撮影する方法を解説したいと思います。

まず、メインウィンドを表示させて下さい。

①メインウィンドの左側のメニューから一番上の

【ホーム】をクリックします。

②真ん中の画面録画モードから、【マウス周辺】を選択します。

すると、下の画像のような画面になります。

①左上の画面録画モードボタンをクリックします。

②一覧から、【マウス周辺】をクリックします。

③一覧から、録画範囲を選択します。(今回は、640×480を選択しています。)

マウス周辺録画では、枠のようなものは表示されないようです。

何もないと、どういう風な録画になるのか

分からないと思いますので、マウス周辺録画を実際に試して

みましたので、下の動画を見て下さい。

真ん中の再生ボタンをクリックすると、動画が始まります。

いかがでしたか?

マウスの動きに合わせて画面が動いていましたね。

マウスの動きに合わせてマウス操作を録画出来るので、様々なソフトの

操作手順などを、分かりやすく記録することが出来ますね。

まとめ

今回は、パソコンのデスクトップでの操作を録画・録音するという

目的でBandicamの設定方法と、録画のやり方を解説しました。

無料でこれだけの機能が備わっていて、なおかつ操作も簡単なので

ぜひ、パソコン上での操作を録画するときは

Bandicamをインストールして使ってみて下さい。